4月に入り桜が満開を迎えたというのに、なかなか寒さが和らぎませんね…。
先週は気温だけでなくFX市場も冷え込んでおり、気持ち良くエントリーできるポイントがありませんでした。
ラインを登録してくれている人たちからも、「取引がうまくいかず損してしまった」といった連絡が何件かありました。
ただ、中には「これは"予測して回避できた負け"なのでは?」と思える取引をしていた人も一部含まれていました。
そこで今回はトレードチームに入ったばかりの"研修生Lさん"の取引の添削を通じて、負けを避けるテクニックを紹介します!
チャートの流れで負けを避ける
取引した通貨ペアはCHF/JPYで、エントリーした日時は4月4日の昼ごろだったそうです。
Lさんはローソク足が6回反発されている「111.605円」に注目して、この価格にレジサポを引きました。
(4月4日・CHF/JPY・5分足)
その後、ローソク足が7回目の反発をしたところで「買いエントリー」しました。
(4月4日・CHF/JPY・5分足)
しかし、残念ながら利益は伸びず、最終的には損切りされたとのことです。
(4月8日・CHF/JPY・5分足)
- 取引通貨:CHF/JPY(買い)
- エントリー価格:111.605
- 決済価格:111.455
- 賭けた資金量:0.3lot(3万通貨)
- 損益:-15pips(4,500円)
以上の分析内容とトレードのあらすじを踏まえて、続いては今回の取引の問題点を解説します。
解説ポイント
あえて指摘するなら、ローソク足の実体部分での反発が少ないくらいですが、6度もの反発があれば問題ないでしょう。
実はLさんがエントリーした後も、利益は伸びなかったものの、ローソク足がレジサポで何度か反発していたのです。
(4月4日・CHF/JPY・5分足)
レジサポが反発したということは、Lさんの分析が適切だったと判断できるでしょう。
では、なぜ適切なレジサポが引けたのに利益は伸びなかったのか?
それはチャートの大きな流れに逆らってしまったからです。
Lさんが取引していたCHF/JPYは、レジサポは綺麗に引けているものの、チャートは下落しています。
(4月4日・CHF/JPY・1時間足)
下落中の買いエントリーは、チャートの流れに真っ向から逆らっている状態なので、利益を伸ばすことは困難でしょう。
つまり、今回のLさんの敗因はチャートの流れに逆らってエントリーしてしまったことです。
このように、レジサポに気を取られてチャートの流れを忘れてしまう人は、初心者に多いです。
レジサポを引くことは、チャート分析の過程であってゴールではありません。
そしてチャート分析は利益を伸ばすために行うので、負けを回避するためにもチャートの流れまで分析することを忘れないようにしましょう。
では、この取引においてLさんはどのような行動を取るべきだったのでしょうか?
今回の取引で取るべき行動
さて、Lさんの敗因が分かったところで、同じ過ちを犯さないために取るべき行動は2つあります。
まず1つは行動ではなく意識の問題ですが、レジサポが引けても必ずエントリーできるとは思わないことです。
確かにレジサポは、ローソク足が反発する価格を見極められるため、綺麗なラインさえ引ければ予想は当たりやすくなるでしょう。
しかし、レジサポで分析できることは跳ね返しやすい価格だけで、上昇や下降まで分析することはできません。
もう1つはエントリーの前に、チャートの流れが自分の取引と逆行していないかを確かめることです。
さきほどもお伝えしたとおり、今回の敗因は流れを分析し切れなかった点でしょう。
チャートは下落していたのに、その流れに逆行する買いエントリーはリスキーな選択です。
チャートの流れの分析は、取引で負けてしまう選択肢を事前に排除するための重要な工程なので、エントリー前に必ず確認しましょう。
- レジサポが引けても必ずエントリーできるとは思わないこと
- チャートの流れが自分の取引と逆行していないかを確かめること
以上がLさんの取引に対する敗因と対応策の分析です!
FXトレードは市場が常に変化し続けるため、たとえ手法を覚えたとしても完璧に対応することは難しいと思います。
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