今回の記事ではFXで取引をするうえで必要不可欠であるレジスタンスライン、サポートライン(レジサポライン)について解説していきます!
2.レジサポラインの正しい引き方が分かる
3.レジサポラインを使った手法が分かる
レジスタンス、サポートラインとは?
レジスタンスライン、サポートラインは日本語でそれぞれ上値抵抗線、下値支持線と呼ばれていています。
つまり、下の写真のように
レジスタンスライン(上値抵抗線):上昇の値動きに対する抵抗
サポートライン(下値支持線):下落の値動きに対する支え
を表しています。
このようにラインのある価格帯に達すると、綺麗に反発しています。
なぜ反発するのか?
では、なぜレジサポラインに達すると反発するのでしょうか?
それは多くのトレーダーによって意識されている価格帯だからです。
つまり、相場においても同様の出来事が起こっていて、過去に反発されているラインを見て
と考えます。
その結果、多くのトレーダーによって意識されたラインは反発します。
レジサポラインの性質
前項までにレジサポラインには反発しやすい性質があると説明しました。
これに加えて、レジサポラインにはもう2つ重要な性質があります。
それは
の2つです、それぞれについて説明していきます。
ラインブレイクアウト後の大きな値動き
ブレイクアウトとは...
レジスタンスラインをはっきりと上抜けたり、サポートラインをはっきりと下抜けたりすることです。
では、なぜレジサポラインのブレイクアウト後は激しい値動きがあるのでしょうか?
理由は、新規の買いと損切り(決済の買い)の注文が大量に集まるからです。
分かりやすく、下の例を使って説明いたします。
この相場において、相場分析の異なる2種類のトレーダーが存在します。
このトレーダーをそれぞれAおよびBとします。
ラインブレイク後のレジサポ転換
レジサポ転換とは…
レジスタンスラインのブレイク後にサポートラインに入れ替わったり、
サポートラインのブレイク後にレジスタンスラインに入れ替わることです。
このようにブレイク前はレジスタンスラインとして機能していたラインがブレイク後はサポートラインとして機能しています。
前回のブレイクアウトにおいて、買い注文を逃したトレーダーの買い注文や売り注文をしていたトレーダーの決済の買いによって、買い支えられます。
このような投資家心理によって、レジスタンスラインだったラインがサポートラインとして機能し、レジサポ転換が起こります。
レジサポラインの引き方
レジサポラインの引き方のコツとしては主に2つです。
- 何度も反発されているライン
- レジスタンスおよびサポートの両方の機能をもつライン
そもそもラインとは多くの投資家の「これ以上上がらない」「これ以上下がらない」といった考えや心理から形成されます。
したがって、多くの投資家が意識しやすいわかりやすいラインこそ効果のあるラインであるといえます!
レジサポラインを用いた手法
ここまで読んでいただければ、レジサポラインの3つの性質について理解していただけたと思います!
- レジサポラインに価格が達すると反発する
- レジサポラインのブレイクアウト後は大きな値動きがある
- ブレイクアウト後にレジサポ転換が起こる
このレジサポラインの性質を最大限に活かした取引手法を説明していきます!
レジサポライン反発手法
レジサポラインの1つ目の性質である『レジサポラインの反発性質』を活用した手法について説明していきたいと思います!
実際のチャートを見てみましょう。
この相場において、『レジスタンスラインで反発するのでは?』と前もって予測し、実際に達した段階で売りエントリーします。
ここで、注意して欲しいのは短期足(5,15分足)を見て、レジスタンスラインでしっかり反発していることを確認してください。
押し目買い、戻り売り手法
この手法は、レジサポラインの2つ目の性質であるレジサポラインのブレイクアウトを利用します。
これを上昇トレンドの場合『押し目』、下降トレンドの場合『戻り目』と呼びます。
詳しくは【藤原さんの記事】をご覧ください。
では、手法について説明していきます。
上の画像は30分足チャートですが、押し目を5分足で見てみましょう。
30分足は上昇トレンド中なので、5分足のレジスタンスラインをブレイクアウトしたのを見てエントリーします。
このようにトレンドは継続するという性質とブレイクアウト時の大きな値動きを生かしてエントリーします。
つまり、
1時間足:上昇トレンド
5分足:レンジ上限のブレイクアウトによる大きな上昇
この2つの上昇の根拠に乗っかって買いエントリーすることで利益を得る手法です。
レジサポ転換手法
一般的にトレンドにおいて、高値および安値を更新しながら相場は動いています。
したがって、下のように高値のレジスタンスラインはサポートラインに転換されて、安値を支えていきます。
なので、レジサポ転換によって下支えになるところで買いエントリーすることで、トレンドに沿った損小利大の取引ができるようになります。
レジサポラインまとめ
ここまで、読んでみてレジサポラインの引き方、手法について理解していただけたと思います!
しかし、ラインの引き方、手法が分かっていても実際の相場で鍛錬を重ねなければ相場で生き残るのは不可能といえます。
この記事で学んだことを実際に使ってみて、引いたラインがあっているかトレーダーに答え合わせしてもらう必要があります。
そこで!!